社員インタビュー

Interview

製造現場を支えるフィールドエンジニア

製品技術部 サブグループリーダー / 2011年入社
K.Kさん

簡単に自己紹介をお願いします。

柏崎市の隣にある、上越市の出身です。現在も上越市から通勤しています。
中学校を卒業後、自宅から70kmほど離れた長岡工業高等専門学校へ入学、
5年間を学校内にある寮で過ごしました。在学中は電気回路の基礎、半導体など
電子デバイスの仕組みや性質、C言語プログラミングの基礎などを学びました。

トライテックへ入社後は製品技術部へ所属しています。
製品技術部ではインクジェット装置の
 ・機械部品の組み立て、電気配線作業
 ・インク、空圧経路の配管作業
 ・装置の納品/設置、客先への操作説明
 ・納品した装置におけるメンテナンスなどのアフターフォロー
などの業務を行っています。

トライテックに応募したきっかけは何ですか?

きっかけは就職担当の先生からの紹介でした。トライテックという会社の存在を知らなかったのですが、上越市近辺での就職を希望していたこともあり、「隣町にある聞いたことのないこの会社はいったいどんな会社なのだろう」と興味がわきました。

会社説明会へ足を運んでみると、
・産業用のインクジェットプリンターを作っている会社であること
・プリンターといっても印刷する対象は色々であり、それらに特化した装置を
 お客様の要望に合わせて設計・製作していること
・装置の機械構成、制御回路/制御基板、制御用ソフトウェア、といった
 装置を構成する要素のほとんどを自社で設計していること
・装置の組み立てから動作確認、お客様への納品も自社で行っていること
といったことを知り、高専で学んだ内容を業務に役立てられるのではないかと思い、応募を決めました。

1日の流れや、普段どのような業務をされているか教えてください。

まず部署ごとに朝会を行い、メンバーの出欠確認や連絡事項の共有を行います。
また、その日に来社されるお客様についての情報も共有します。1日に数社の来客があることも珍しくなく、お客様同士の鉢合わせや機密事項の漏洩を防ぐ意味でも重要となります。

そのあとは各自担当している案件の作業を行います。機械の組み立て、電気配線、インクジェットのインクや空気が通るチューブの配管作業、納品間近の装置がある場合は出荷に向けた準備(配線の切り離しや、緩衝材による装置の梱包)など、内容は多岐にわたります。
自身の業務に余裕がある場合は、他メンバーの作業補助に入ったり、逆に作業の補助に入ってもらったりすることもあります。

トライテックで働くことの魅力を教えてください。

産業用インクジェットは、まだまだ発展途上の分野にあたります。
ということは、インクジェット技術を使った全く新しい製品がこれから市場に出る可能性がまだまだある、ということになります。
そんな「新しい製品を生み出す装置」を作っているということが、ここで働く魅力の一つだと感じています。

また、納品やメンテナンスでは日本各地、場合によっては海外へ行くこともあります。電車を乗り継ぎ、ときには飛行機にも乗り、まだ行ったことのない土地へ行けるということも魅力に感じています。

社風と人間関係について教えてください。

基本的には個人の自由・自主性を重視する社風であり、業務内容がガチガチに決められているわけではありません。
身だしなみや業務態度など、社会人として気を付けるべき事項はもちろんありますが、仕事の進め方は比較的柔軟に自分で決めることができます。
言い換えれば自分で作業の段取りを決めなければならないということでもあり、納期が決まっている中でいかに効率よく、作業負荷を分散させながら業務をこなせるかが重要になります。

人間関係については、すべての部署が同じフロアにあるということもあり、
部署や役職、年齢に関係なく、疑問点や意見を直接伝えやすい環境です。
複数人が集まってのミーティングも必要に応じて実施され、これは誰でも
開催することができます。
機械/電気/ソフト といった異なる分野の技術を組み合わせてひとつの装置を作るわけですから、部署間の密なコミュニケーションが重要になってきます。
もちろん、作業補助のお願いや作業内容の相談といった部署内のコミュニケーションも大事です。

あなたが仕事をするうえで大切にしていることは?

なるべく色々なことに「気を配る」ことを心掛けています。
ただ漠然と作業をするのではなく、例えば
 ・今自分がどのような手順で作業をしているのか、何のための作業なのか。
  そもそもこの手順はベストなのか?さらに効率よくできないか?
 ・目の前にある部材や工具に異変はないか?違和感はないか?
 ・お客様からご要望をお聞きしたが、他にも困っていそうな様子はないか?
といったことをなるべく考えながら、仕事を行うようにしています。

将来どんな仕事人になっていたいですか?

今も大切にしている「気を配る」ことを将来も継続していたいですね。
「これでいいや」と現状に満足してしまうと、発展・成長もそこで止まってしまうので。
そして、「人の話をよく聞く」ことを心掛けていきたいと思います。年齢を重ねていく中で、他人の意見に聞く耳を持たなくなる、などということがないように、気を付けていければと思います。
社内/社外と色々な人と関わっていく中で、技術的なことだけでなく、考え方なども取り入れられるところは取り入れ、また自分の考え方も他人から参考にしてもらえるように、成長を続けていきたいと思っています。